胃がん術後 定期検診 <3年9ヶ月> 〜 腫瘍マーカーが上がる
体重も増えてきてほぼ心配なく、2月はかかりつけ医で年明け初めての定期検診。
年に1度の市民定期検診と合わせて…。
無料の市民検診の結果は後になると、先に腫瘍マーカーの結果を聞きにいく。
な・な・なんと、CA19-9 の数値が137.9。
これまで元々基準値(37)を大幅に超えていたのだけど、内視鏡、CT共に問題なかった。
100を超えた時はちょっと心配と言われていたのだ。
とうとうその日が来てしまった。
すぐに主治医の病院にTELし、外来が1週間先になる。
胃がんの手術前の CA19-9 の数値は190強だったことを告げられる。
何千とか、もっと高いものだと勝手に思っていたので心配度が増す。
5月の検査を前倒しですることになるが、こちらの予約は既に詰まっていた。
内視鏡は11日後、CTは19日後、結果は21日後のなんと先の話。
初めてのことだし、正直やっぱりショック。
上からと下からの出血はないので、転移かもと…落ち着かない気分が続く。
考えても仕方なく、やりたかった予定と身辺整理でもして”時”の過ぎるのを待つしかない。
内視鏡では、いつも麻酔をかけてもらっている。
終わると目が覚めているのだけど、主治医が変わってから夢の中で触ってる感触を感じるのは麻酔の効きが緩いのだろうか。
組織検査の治療費が発生してなかったので問題なかったと判断。
後は、CTで他の箇所に問題が見つかるかどうかか…とずっと妄想劇場が続く。
そして、早く来て欲しいような怖いような結果の外来の日になる。
これまたいつもは半年先の予約なので一番だけど、今回は前に何人か先客がある。
結局、それより1時間遅れでやっと主治医に逢える。長かった道のり。
いつもの診察と変わらない始まり。
一瞬で大丈夫だったことを察する。
検査の問題はなく、CA19-9 は70。(低くはないけど…)
基準値より高いのは体質かもしれない。
検査をする会社の機械とかで誤差がでることがあるらしい。
採血で CPR というのが加わっていた。(数値は正常)
帰りがけに先生が元気な声で「大丈夫ですよ。」と…なんだか、その言葉とトーンが生き返ったようでとても嬉しかった。
お医者さんの言葉って患者にとっては神さまの声と云っても過言ではない。それも含めて精神的なフォローも大事な治療だと思う。
と同時に、今後こういうことがあり得る。
基準値を上回っている事実に慣れてしまっているふしがある。
ここ最近、なんとなく普段の生活全般が緩んでる気がしてた。喝を入れられたのかもしれない。
油断することなく、心残りないその日その日を送ること、今更ながら思い返した次第。
結果待ちの状態で書く勇気がなかったのは、ただただ怖かったから…あぁ、やっと書けた。