【 豊中市保健所 】二人に一人はがんになる がんは生活習慣病!? ~防ごう 早く見つけよう!~
2018年5月29日14時30分〜16時
豊中市すこやかプラザにて
阪大病院 江口英利先生のお話を聞いてきました。
とても柔らかい感じの方で、内容もとても分かりやすかったです。
いつも最初に話す時に、「果たして何人の方がガンになるのか…」と切り出すところ、今回のタイトルで出てしまっていました。
二人に一人はガンになり、三人に一人は亡くなっているそうで、たとえガンになってしまっても三人の二人になりましょう。
患者さんは男性が多く、50歳前後を境に急激に増えています。
【ガンの仕組み】
毎日、細胞分裂を起こしている中で異変が起こります。
健康な人は修復したり、排除したりして正常な状態に戻ります。
ガンは、異常な細胞が修復されず増えて行き起こります。
殆どの臓器で発生するのですが、心臓だけには出来ないそうです。
参考にコチラの記事も↓↓↓
がん予防には「仕組みと原因の理解」が大切だ 「1億総がん時代」に覚えておきたい基礎知識 | 健康 - 東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/223576
例えば…
【膵がん】
1)膵臓がん家系の確率が高い。
●遺伝性膵がん症候群
2)体 質
●肥満(BMI 30以上/標準値 22)で発症率が通常の3.5倍。
●糖尿病で発症率が2倍。
※BMIとは肥満度を示す体格指数
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3)嗜好品
●タバコ 40本/日 発症率が3.3倍。
●アルコール 多量 発症率が1.2倍。
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【肝がん】
1)日本、中国東、東南アジア、アフリカ等で多く発症。(100倍の発症率)
↓ ↓ ↓
ウィルス肝炎(B型肝炎ウイルスあるいはC型肝炎ウイルス等)の多い地域でもある。
●日本では、C型肝炎…150万〜200万人、B型肝炎…130万〜150万人。
●最近では飲み薬で治療出来るので、肝炎ウィルス検査を受けること。
2)肥満、アルコール等による脂肪肝(女性は少なめでも)
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【がんの進行】
がん 1cmの大きさになるのに10年〜20年掛かっている。
2cmでは1〜2年。
早期発見だと95%治る。
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【がんの予防】
1)細菌ウィルス → がんの原因20%。感染検査と治療。
2)遺伝的 → がん検診。長生きによる老化現象。
3)健康習慣 → がんリスクがほぼ半減。
●禁 煙
●節 酒
●運 動
●体 重
●食生活
・減塩。(1日/男性8g、女性7g)
・野菜、果物を取る。(1日/350g、小鉢5皿)
・熱いものは冷ましてから。
江口先生のお話を抜粋して書きましたが、国立がん研究センターによる「がん情報サービス」のサイトも参考になるそうです。
一番前の席に、健康習慣を実践されてる90才を超えた男性が来られていました。
先生のお話は大正解だとおっしゃり、先生も素晴らしい模範の方がおられると確信されているようでした。